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あの世とこの世の狭間に流れし川…そこには、数多の「物」が流れてくる…
”あやなす”事で垣間見れる「物」の記憶。その断片―――・・・



〜始まりの歌〜


■華胥ノ国




〜物たち…〜



〜碧の本〜

これは、とある遊郭にいた三人の遊女達の物語である。
一人は、初めて男を相手にせねばならぬ若い女。
一人は、約束を信じ待ち続ける女。
一人は、好きあう男がいるにも関わらず、他の男に身受けされる女。
華やかな遊女達の真実の姿を、これに記す。


■春のかたみ


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〜金の毬〜   

其の森に、入ってはならない。
古より在るその森には、隠し神なる異形が住まう。
宵闇迫る逢魔が時には、暗い暗い森の奥から、童の咽ぶ声がする―…
寂しいと、怖いと泣くのは誰そ彼。

人は云う。
『人の住まう現世を離れ、この世為らざる常世の國へと連れて行かれたその子らの、
あれは、憐れな成れの果て。
その泣き声に引かれたならば、手々を引かれて森に惑う』と。

そうして今宵、また一人、惑う少女が見るものは――…


■幽世遊戯



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〜桜の扇〜

「失礼します!」
「何だい?騒々しいねぇ。…おや?その子、どうしたんだい」
「はい…今朝通りがかった寺の門前でうずくまっていて… 身に着けているのも、
 こんなに汚れてしまっています。きっと、数日辺りをさ迷っていたのでしょう」
「あの寺は無人だしねぇ…まぁ、その子の身の上は大概予想つくけど…
 お前さん、その子をどうしようってんだい?」
「このまま放っておけば、この子には未来がありません。その上…口がきけない様なのです。
あまりに不憫で… まことに勝手なのは重重承知の上で、お願いがあります。
 ここに、置いてやっては頂けないでしょうか!?」
「ここがどこなのか、お前さん分かってんのかい?」
「お願いします!」
「ふう…踊れない子は、ここには置いておけないよ。
 …お前がしっかり面倒見てやるんだね」
「!!ありがとうございます!」


■サクラサクラ



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〜ゆきわり草〜

「お前は、私の可愛い娘。 冷酷な、その瞳… 氷よりも冷たい心。
 だが一度、愛などという感情を持ってごらん。
 忽ち春の訪れと共にその体は消えてなくなる。 それが、山の掟…
 逃れたくば…その男をどうすればいいか分かっているね…?
 それが出来なきゃ、お前の命は無い…
 何故なら…お前は…………」


■ゆきわり草



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〜巻物〜

時は江戸時代。
激動の戦乱の世から解放されつつある昨今、
とある片田舎の名主の一族には、
いまだ平穏の兆しは訪れなかった。
この一族、何代にも続く由緒正しき豪族ながら、
呪いとも思われる或る事態に、
何代も何代も悩まされ続けてきたのである…
げに恐ろしき、その呪いとは…


■最強○×計画



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〜蛍〜

「お母さん、これ…何?」
「あぁ、蛍子、良い話だろう?やっと良い方が見つかってねぇ」
「私…結婚したくない…勝手な事しないで!」
「行き成り何だい!その話しは、お母さんがちゃんと…」
「お母さんはいつも!…今までも…」
「お母さんはね、お前の事を思って…」
「私の事なんてどうでもいいんでしょ!?お母さんは自分の事しか考えてないのよ!
 あっ…!!」
「何て口聞くんだい…!お前は、お母さんの言われた通りにすればいいんだよ!?」
「私…私は、お母さんの人形なんかじゃない!!」
「待ちなさい!!話を聞きなさい…!!蛍子!!!!」


■ほたる



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〜篠笛〜

篠笛の 音はありとて 我が袖は はためくほどに 尚ぞ虚しき

篠笛の 音に捧げし 弔いの 天に添い寝る 君に届けと…


■歌詠み



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〜短冊〜

来ぬ人の 影に寄り添い 泣く君の 眼に映りたもう 我が恋の影


■歌詠み



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〜菜の花〜

「よくきたねぇ。さあさ、こっちへおいで。ばぁやは、お前たちの顔が見れて嬉しいよ…
 ん?なんじゃ?あぁ、これかい?これは…菜の花じゃよ。
 そうじゃ、この前来た時もあった同じ物じゃよ。そうなんじゃ、これは、枯れない花じゃ。
 …どれ、一つ、ばぁやの昔話しをしてあげよう。ばぁやは、目が悪かった時期があってなぁ…
 …その時あった出来事は、今でも忘れられん。
 あれは…菜の花が咲きはじめる、春の事じゃった…」


■優しい場所

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〜手紙〜


■はらりひらり



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〜着物〜

トキ「姐様、本日この時まで、まことにお世話になりんした」
鷺原「そうかい、お前さん、もうすぐ突き出しだねぇ。これからは商売敵ではないかい」
トキ「滅相もございんせん」
鷺原「トキや、お前さん…夢はあるかぇ?」
トキ「夢…ですか?」
鷺原「ここなたの遊郭にいた花魁でねぇ、それはそれは美しいと評判でありんしたんだよ。
   わっちが禿で付いていた時に病で亡くなって…その花魁の着ていた着物がそれは豪華でねぇ…
   わっちはいつか、あの人と同じくらいに認められて、あの人の着物を受け継ぎたいんだよ…」
トキ「素敵な夢でありんすね…私はただ、生きるのに精一杯で…私は、命があれば良いんです。ただ、生きてさえいければ…」
鷺原「そうかい。なら良いんだ。頑張りな。さぁ、今宵も宴が始まりんすよ」


■籠の鳥



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〜刀〜

我が一族に受け継がれし、大いなる力を秘めたる刀「オロチ」その力を継承しうる者は、血統第一子にのみ
許される。だが、こたび継承権を持ち生まれし赤子は、稀なことに双子であった。
姉の雛霧。弟の繭羅。どちらも技量は互角。ならば力をもって力を得るがよい。継承者は唯一人のみ
これは、そなたらの宿命なり。さぁ、戦うのだ



■君よ



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〜人形〜

「あぁ〜!もういや!ねぇ聞いて!誰もかれも本当に酷いの!
 お母さんも…お父さんも…学校だって皆私をのけ者にして…誰も私の事を分かって
 くれない…何もいらない…つまんない日常も、私を理解しない周りも…
 もういやなの!!!
 …私の事を本当に理解してくれるのは貴方だけだわ…貴方だけが私の友達…家族よ…」
『大丈夫。私がそばにいるわ』
「えっ…今…」
『ねぇ、目を閉じてみて…今までずっと一人で耐えてきたんだものね。
 私、もっとあなたの力になりたかったの。だって私は身代わり人形。
 もっと吐き出していいのよ。全部私が受け止めてあげる。決してあなたを一人になんてしないから。
 さぁ…一緒に遊びましょう』



■輪廻



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